CHIBA NEWS
10月9日 千葉港港巡り
工事も終了し台風の影響も無くなったので、
千葉港港巡りに行ってきました。
千葉港の面積は日本の中で1番。
取扱量も1番か2番だそうです。
千葉港面積は24.8平方キロメートル?も
ありますが、ピンと来ない数字です。
現場を撮ったのですが、あまりにも遠く、
良く解りませんでした。
港内では、鉄鉱石を運ぶ10万トン貨物船の大きさと
長さ300mを間近で見学できるので、廻りの
子供たちは大喜びです。
千葉の有終の美でした。これから引越が忙しい??!

10月8日 台風のお土産
工事終了で、3連休と願っていましたが台風のお土産で大変です。
台風から変わったスーパー低気圧の影響で、潮が高く新規岸壁上まで超波しているため、
ブルーシートで洗掘防止をしていたにも関わらず、予期しない高波に洗掘されています。
近隣の道路も冠水して通行止になり、ちょうど大潮時期と重なり被害倍増です。
ただし現場は、ブルーシートで被害は最小となっています。
高潮の原因は台風でしたが、もうもうひとつの潮は
月が関係してます。
中秋の名月を恨めしく見ている検査の翌日でした。
ちなみに例年より50cmほど高くなっております。

9月21日 現場作業終了
千葉出洲工事も車止めトラマークの設置で現場作業終了です。
先週の悪天候は嘘のように今週は塗装日和になりました。
昨日の9月20日は若手職員現場安全パトロールで、近隣作業所から若手?の刈込君が
パトロールにやってきました。刈込君はパトロールを受ける事は経験済みですが、
行う立場になるとかってが違ってか緊張しておりました。
しかし、チェックリストに従って指摘を行う毎、自分の担当している現場と照らし合わせ、
的確なパトロールを実施していました。現場は塗装作業なので書類を主にチェックしておりました。

9月13日 裏込石均し
現場は最終段階の現場作業は裏込石均しを行っております。
最後にペンキ作業があるので今後の雨が心配です。
現場では創意工夫の遂行により、塩害用Pコン(セパレーターとせき板を繋ぐ箇所)を使用しています。
普通、モルタルでPコンの穴埋めをしますが、潮位の干満が早い事と、Pコン穴が深く、
十分に充填されない懸念があるため、穴に埋め込む2次製品を使用しています。
作業は早く、仕上がりも綺麗で初心者でも施工可能なのですが、コストは高めです。

9月5日 上部工生コン打設完了
台風の影響もほとんど無く上部コンクリート打設を完了しました。
打設日は9月だというのに、気温が33度まで上昇し、この2日間で日焼して大変です。
打設は潮間をねらい打設開始しましたが、打設終了時点では散水養生ならぬ水没養生です。

9月3日 型枠組立完了
台風直撃前に型枠組立完了しました。
潮間の関係で深夜及び早朝の出勤で作業員はバテてますが、
台風接近前に無事組立完了です。
今回の上部工ではクラック対策として
誘発目地を設置しています。
護岸工事ではあまり使用しない
(護岸構造物は無筋構造物が多い)ことで実績が少ないため、
思案した結果、約5mピッチでスパンシールを設置し、
断面欠損率を30%程度とり施工しました。

8月26日 上部工コンクリート工
本日も対岸で花火を打ち上げております。
現場は、上部工コンクリート工の底枠を設置しています。
矢板の形状に加工した合板を設置しています。
上部コンクリートには係船曲柱や防舷材が付けられ、
完成するとこのように使われます。→
隣の出来上がった岸壁に接岸しているのは、この前進水した第二はる丸で、
船の大きさに比べると、かわいらしい係船曲柱ですが、十分な対力を有しています。
この船は新しい船なので、前後に接岸用のプロペラ(サイドスラスター)が付いており、
タグボートを必要としません。また、船の船首に出来る波を打ち消すために突起している
バルバスバウも不思議な形をしております。

8月22日 フジツボ撤去
日が段々と短くなり、秋を感じますが、残暑の厳しい今日この頃です。
現場は潮位の関係でフレックスタイムを導入しており、7時施工開始16時作業終了を実施しています。
本日は上部工のブラケットの設置と控え部分のフジツボを撤去していますが、
2ヶ月あまりで沢山付いており、余分な仕事になりました。

8月19日 名残惜しい夏と花火
本日対岸で花火を打ち上げておりますが、名残惜しい今年の夏も終盤です。
合わせて現場も終盤ですが、花火を耳で聞きながら今も仕事を進めております。
今年も現場付近の市川・江戸川・千葉等湾岸沿いで花火大会が数多くあり、人より多くの花火を楽しめ
ましたが、現場では一般市民が入ってこないよう、カラーコーンで仕切りを行い厳重体制が必要となり、
工期がない現場作業にとっては、厄介な招かざる御客が増えました。花火で人が多いと、何でも有りで、
現場は格好の標的にされますから、貴重品を持ち出してとっとと帰らないと暴動に巻き込まれる!
現場では、上部工の施工に入り、
ブラケットの搬入です。

8月11日 開店休業
夏期休暇前の最後の作業日となりましたが、先日の台風7号の影響で防砂シートの設置が出来ず、
休暇後の作業に変更のため、本日は開店休業状態です。
休暇前に地盤改良後2週間目の水質調査を行いましたが、採水器は特殊な容器を、設定位置まで
ロープで下ろし、所定位置になったらロープ上からおもりを落としてふたを閉め採水します。
PHを確認しましたが大きな変動はありませんでした。

8月4日 石の比重
裏込め石の比重を測るため、バネばかりを購入しました。
石の比重は石の重さを表していますが、一般的に比重が重いほど、
固くて丈夫な石になります。
比重の違いは、石の中にある空隙(石の中にある隙間や空気等)
の大きさで、同じ大きさの石でも、空隙が多い石ほど軽くて衝撃に
弱く、空隙が少ないほど重くて丈夫な石になります。
比重の軽い石の代表は軽石で、比重が重い石は鉄鉱石です。
使用している裏込め石の比重は空中の重量と水中の重量との比に
よって比重を求め、比重が所定の比重以上であることを確認に納入
しております。
現場は現在、土砂の運搬中です。
仮置きしていた捨石を裏込めに使用したので、
仮置き場所の下にある土砂を運搬しております。
出入り口には、出入口看板と黄色の回転灯で注意喚
起をするとともに、粉塵防止のため散水作業を行っております。
ところで、散水する水のパイプですが黒いパイプを使用しているため、お湯になっています。
直接体に触れないよう、ご注意ください。

8月2日 裏込め工
地盤改良終了後、裏込め工事のためガットバージを使って、仮置していた裏込石を運び、
現場へ投入しました。合わせてガット船を使い、新たに購入した裏込石も投入しました。
使用したガット船は1500m3も積み込める(水平積み)大型の船で、荷下ろしているオレンジバケット
は、容量5m3もあります。ちなみに1回に投入する量は10tダンプ1台分の積載量と同じです。
オレンジバケットは手でつかむ様なバケットで、開いた形がオレンジを上品に剥いた形に似ているため、
そう呼ばれていますが、こたつの上で食べるみかんからは発想できない名前ですね。
最近の燃料高騰のため、過酷な労働条件(ガット船)等と聞いておりますので、
そそくさと投入し次の仕事に向かってもらいました。
裏込め石投入に伴い、昨年行った施工部分との継ぎ目
の施工を行っておりますが、1年のブランクにより裏
込石等の流出等で防砂シートが埋まっているため、
掘り起こしております。
防砂シートの施工は細心の注意を払わないと潮の干満
に背面土砂が流出し陥没等の事故が発生します。
そのようなことがない様品質第一で施工しております。
バックホウは上屋敷地内の移動が多いのですが、
運搬費を節約するため、古タイヤを敷いて
アスファルトを傷つけないよう移動してます。
暑い中ご苦労様です。

7月21日 薬液注入工
本日現場は地盤改良工を施工しており、薬液注入工(超多点注入工法)の削孔作業をしています。
繊細な仕事をしている横を、航跡波を出して当工事のことも考えないで航行していく船をみたら、
この前までクレーン船を曳いていた「くろしお」でした。
本人たちも他の船が航跡波を出すときは文句を付けていましたが、立場が変わると気づかない様です。
現場の背後には京葉線の電車が見えますが、現場から一番近い駅は外房・内房線の本千葉駅で、
現場から15分で行けます。
ちなみに昨年の今頃京葉線にたまたま乗車した時この現場が見え、
こんなところで岸壁工事しているんだと思ったのが不思議な縁です。予知能力があるのかな!

7月17日 腹起・タイロッド完了
腹起・タイロッド工の完了で、本日最終調整を行っています。
ちなみに裏込め投入ヶ所のタイロッド材の保護のためサニーホースをタイロットに巻き、防護しました。
サニーホースは別現場で使用した、リサイクル品です。
工事も進捗率が60%程度となり、ようやく折り返し地点です。

7月15日 近隣対策
本工事とは関係ありませんが、近隣業者の要望で、前工事者が残していった土砂を片付けました。
土砂はアスファルトの上にありましたが、草が生育しており、スコップでは歯が立たない状態でした。
ところで、アスファルトの上にある土砂は、地面と遮断されており、生育した草は地中から養分や水を
受ける事が出来ないにも関わらず、土中にしっかりと根を張り、植物のたくましさを改めて感じます。
最近のニュースで、アスファルトを突き破った大根や、ブドウの木が生長した話題がありましたが、
アスファルトの上で育つ植物もすごいと思うのは私だけでしょうか?
感動が薄いのは名も知れない雑草だった事ですかね。ドングリの木でも生えるとニュースになったかも?
最後はショベルローダで簡単に移動させ、近隣業者と仲良く施工しております。

7月14日 テーパーワッシャー
腹起こしに溝形鋼を使用する場合、溝形鋼の短辺部分にボルトを設置し接合します。
溝形鋼の短辺部分には角度が付いており、普通の座金では隙きが開いてしまいます。
そんなことをすっかり忘れて座金を頼んだため、座金が使えずあわてふためき捜しました。
ちなみに、テーパーワッシャーは溝形鋼が5度 H鋼用が8度だそうです。間違えないように、!!
皆さんもご注意ください。

7月13日 夜間監視カメラと照明
作業船の現場係留について、夜間監視にカメラを使用しています。
現場の照明を投光器(500w)で照らしていましたが、暗く全く解らないので水銀灯を設置しました。
水銀灯は、航行船舶に迷惑をかけないよう作業船の下方を照らしています。
1000wなので電気料が嵩みますが、精神的金額(安心料)には替えることは出来ません。
ちなみに設置の際、脚立の不正使用で安全部長より注意勧告を受けました。
精神的にショックでした! 反省しております。

7月11日 時化のため作業中止
本日時化のため、作業を中断しております。
「時化」シケの語源について少し調べてみましたが、不思議に確実な内容が分かりません。分かった事は
シケルの言葉は漁師さんの言葉で、浜に干した魚が湿める→低気圧が近づく→海が荒れる→しける
といった言葉の意味は何となく繋がりますが、「湿気る」が「時化る」に変わった事については
どうもはっきりしません。 ご存知の方一報ください。
また言葉では「しけた面」「しけた野郎」も海が荒れて漁に行けないので、
遊ぶ金も無いといった状態をたとえています。 まさに本日の我々スタッフがそのようです。

別の話題を2つ現場ゲートに工事のイメージ看板を設置しました。
工事概要の他に、千葉港のマークと千葉市のマスコットちはなちゃんを入れました。
もう一つは、現場の掘削時に出土した、ポンプ浚渫等で使用するフレキシブルのゴム管です。
現在、ゲート横の通路に置いて立ち入り禁止のバイロンとして第二の人生を送っております。
一寸した物でも廃品利用しています セコ!!

7月10日 矢板打設完了
矢板打設完了により、工事の出来高50%を超えました。一寸安心の日々です。

7月2日 当社設計施工 骨材物揚場
15年前の工事になりますが、現場近くにある当社設計施工の骨材物揚場を紹介します。
この工事は元々小野田セメントの桟橋で、セメントの荷卸しをしていたのですが、同じ桟橋に大型骨材船
を接岸して砕石の荷卸しを迅速に出来るよう要望があり、当社の設計部及び機材部等が設計して、
施工は当時千葉作業所におりました藤田が担当いたしました。
30m級の鋼管矢板を打設した後、桟橋を作成してホッパーやベルコンを設置する工事で、陸上部は砕石
集積ヤードをコンクリート舗装し砕石の落下する柱を2基施工しました。現在も元気に稼働しています。

6月30日 六分儀
浚渫工事完了のため、出来形後測を六分儀で行いました。久しぶりに六分儀を使用しましたが、
まだまだ現役、便利です。最近は携帯電話にもGPSが付いてる便利な
時代ですが、
天体を利用した地球スケールの測量計器もいいものです。

6月29日 矢板引き抜き
設計では、60kwのバイブロハンマーで抜けるはずでしたが、
歯がたたず、90kwを飛び越して120kwの
バイブロハンマーで抜いています。
消費電力で言うと、一度に電子レンジ120台分が稼働中かな?

6月27日 プッシャーバージ
プッシャーバージは、自航船の移動性と台船の
低喫水の両方を兼ね備えた作 業船です。
土砂運搬船では、積載荷重によって喫水が変わり、
スクリュウの位置が変動しますが、
ガットバージは台船部と操船部が別構造なので、
スクリューの位置が変動しません。
従って浅い施工位置でも作業が可能です。
また、この船はスパット台船なのでアンカーリング
による他船への影響がありません。
当作業所では、航路近接の作業を考慮し船舶 の
検討を行い標準船舶よりは多少の出費は生じますが
最適の船舶を使用し施工して います。

6月26日 鋼材検査
工事も中盤になり、
鋼材の製作完了の鋼材検査を実施しています。
鋼矢板材は、おなかの部分の肉厚の厚い部分を
採取し試験片を作成し引っ張り試験を行います。
タイロッド材は55mmの棒鋼を所定寸法に
旋盤処理し試験片を作成します。
55mmの棒鋼と解るように端部に元形状の
ぶぶんを残しております。
ちなみに、現在スクラップが高騰しているので
試験片も頂いてきました。
プロジェクト通信