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鋼管矢板製作・運搬
鋼管矢板は製図及び製作仕様に基づき、工場で製作し所定の工場検査を行う。
鋼管矢板本体1本ごとに容易に消えない塗料を用いて、頭部から3mまでは10Bピッチ、3.5mから10m
までは50Bピッチの表示を行う。
鋼管矢板は、新日本製鉄工場にて製作し、現場まで海上運搬する。運搬時における吊込み及び積置き方法
については、鋼管矢板への損傷、変形を与えないように慎重に行う。
鋼管矢板の運搬は、台船(300t積み)に積込み、引船(500ps)で運搬し、鋼管矢板導材に係留する。
係留後クローラークレーン(150t)にて仮置きする。なお、運搬中はワイヤーロープ、キャンバー等に
より固縛して運搬するものとし、鋼管矢板の積置き方法は以下の通りとし、本体の変形を防ぐ。搬入後、
鋼管矢板の形状、寸法、鋼番を確認する。
鋼管矢板打込み
1鋼管矢板打込フロー
2.反力架台設置
鋼管矢板圧入に先立ち、既設岸壁より反力架台を設置します。反力架台設置に備え、反力用矢板
VL型18Eを打込みます。矢板をそのまま打設すると精度が確保できないので、導材を設置します。
導杭H350×H350 L=18Eをクローラークレーン(150t吊)及びバイブロハンマ(90kw)
にて打込みます。導杭打込み後、導杭の所定の高さに導材受桁([-200×80×7.5×11)を取
り付け導杭と固定します。
導材の安定性を保つために取付用部材(L-150×150×10)を使用し導杭に溶接固定します。
導材(H-300×300 L=6E)を導材受桁の所定の位置に載せ、導材受桁と溶接固定します。
鋼矢板打設完了後、特殊反力架台をクローラークレーン(150t吊)にて設置します。固定は、
ボルト及び溶接にて堅固に取付けます。
3.初期圧入手順
特殊反力架台に鋼管圧入機(鋼管パイラ−)をセットします。鋼管パイラ−は重量物なので3分
割でセットします。初めにサドル・クランプ部(14.4t)をクローラークレーン(150t吊)
にて設置します。次に、マスト部(14.3t)、同様にチャック部(15.8t)をセットします。
組立完了後試運転を行い、動作確認後鋼管矢板をパイラ−のチャックにクローラークレーン
(150t吊)で建込み、法線及び垂直度を確認後圧入を開始します。
所定圧入位置 泥岩(土丹)層に達した時点で、ケーシングオーガーをクローラークレーン
(150t吊)で鋼管矢板内に吊込み、オーガ−を併用し所定圧入位置まで打込みます。特殊反力
架台を利用し鋼管矢板3本を打込みます。
4.鋼管矢板打込(圧入)
特殊反力架台にて圧入する鋼管矢板3本目打込み時に、打込み矢板を反力に鋼管パイラ−を移動させ
打設鋼管を、反力とします。特殊反力架台使用時と同様に、

@鋼管矢板をチャックではさむ
A法線及び鉛直度を確認後所定圧入位置(泥岩土丹層)まで打込み
Bケーシングオーガー設置
Cオーガ−併用圧入
D鋼管矢板支持力が得られるまで圧入
Eクランプを開いて自走開始
Fクランプを閉じて自走完了
G鋼管矢板圧入天端まで圧入して完了
Hケーシングオーガー撤去(逆回転)
I次打込み鋼管矢板建込み
以下、繰り返し作業。

5.割石部先行削孔部鋼管矢板打込(圧入)
先行削孔部についても、標準圧入と同手順で施工します。
但し、ケーシングオーガーをクラッシュパイラー用ケーシングオーガーに変更します。

@鋼管矢板をチャックではさむ
A法線及び鉛直度を確認後所定圧入位置(割石層)まで打込み
Bケーシングオーガー(クラッシュパイラー)設置
Cオーガ−併用圧入、排土タンクをクローラークレーンにて吊込み排土処理
D鋼管矢板支持力が得られるまで圧入
Eクランプを開いて自走開始
Fクランプを閉じて自走完了
G鋼管矢板圧入天端まで圧入して完了
Hケーシングオーガー撤去(逆回転、排土戻し)
自走概要

1 最初の鋼管矢板を支持力が取れるまで圧入する。

2 矢板を利用して本体を上昇させる

3 サドルを前進させる

4 本体を下降させて自走完了

5 次の鋼管矢板をセットして圧入する

6.鋼管圧入機他・解体手順
特殊反力架台は、鋼管パイラ−が作業影響以外に移動後、撤去します。撤去は、設置と逆手順で行い、
反力架台をクローラークレーンで撤去した後、バイブロハンマ(90kw)にて鋼矢板を引抜きます。
鋼管パイラ−撤去についても、設置手順と逆手順で行います。はじめにクローラークレーンにてチャック部
(15.8t)を撤去します。次に、マスト部(14.3t)、同様にサドルクランプ部(14.4t)を撤去します。
鋼管矢板打込
間詰石
鋼矢板建込
鋼管矢板打込
袋詰コンクリート
被覆コンクリート
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